【ポケモンSV】S4使用構築【最終902位/最終R1973】

はじめに

 初めまして。今回初めて構築記事を投稿させていただきます、冷凍です。

 

 

 第6世代からポケモン対戦を始め、第9世代である今作「ポケモンSV」にて最終902位/最終R1973と、初めて自分が納得のいく結果を残すことが出来たので、記念の意味も込めて構築記事という形で使用した構築の詳細を書き残しておこうと思います。

 

 

構築詳細

使用構築

 実際にS4最終日に使用していた構築です。レンタルはある程度の期間残しておくつもりですので、興味のある方は是非使ってあげてください。

 

構築経緯

 私が構築を組むにあたり、軸としている考えが

 ・推しポケであるブラッキーを使う

 ・受け攻めスイッチ

の2つです。

 ブラッキーを始点として構築を組むにあたって、ブラッキーが苦手なポケモンを相手してくれるポケモンから探し始め、周りを埋めていきました。以下、構築に組み込んだ順番に記します。

1.環境に多く存在するハバタクカミをはじめとした高火力特殊アタッカーに対して強く出れて、ボルトチェンジでサイクルも回せるチョッキジバコイル

2.有利対面を作った際の破壊力が凄まじく、並みのポケモンの受け出しを許さない眼鏡テツノドクガ

3.パラドックスポケモンに対して通りが良い地面技を高いAとSで上から叩きこめる地面枠としてスカーフガブリアス

4.ここまででキョジオーンや受けに弱く、加えて地面の一貫が気になったのでそれらに強くなるよう隠密マントカイリュー

5.胞子を撃ってくるキノコ勢やヘイラッシャ、キョジオーンなどめんどくさい相手をどうにかしてくれるゴツゴツメットワタッコ

 以上で構築が完成しました。

 

個体紹介

ブラッキー

ブラッキー(妖)@食べ残し

特性:精神力

性格:図太い(A B
202(252) - x - 178(252) - x - 150 - 86(4)

イカサマ 欠伸

守る 願い事

 

 構築の始点であり最強の相棒。Sに振って無振りのアーマーガアやハッサム、ラウドボーンの上から動けるようにする調整も考えましたが、環境トップの物理アタッカーであるセグレイブへの後出しが安定しなくなっては意味がないので素直にHB特化にしました。(そもそもセグレイブの持ち物やテラスタイプ、氷柱の回数によっては安定しませんが...)

 テラスタイプは、無・毒・妖などが候補として挙げられますが、無・毒では環境にいるドラゴン(セグレイブ・ガブリアスカイリュー等)の鉢巻竜技への後出しがきかないため妖タイプにしました。

 技構成はブラッキーのテンプレ型で使用しました。欠伸や願い事、守るなど相手に1ターン行動を許す技が多く採用されており強く動かすのが難しいポケモンですが、最大値を引き出せた時のブラッキーは間違いなく強かったです。願い事が安定択となる場面が見えてくるとかなり安定するポケモンになると思っています。

 

・テツノドクガ

テツノドクガ(炎)@拘り眼鏡

特性:クォークチャージ

性格:臆病(A S

155 - x - 81(4) - 192(252) - 130 - 178(252)

オーバーヒート 炎の舞

ヘドロウェーブ とんぼ返り

 

 構築の特殊アタッカー枠。等倍相手なら一撃で吹き飛ばす超火力を誇り、後述するジバコイルボルトチェンジブラッキーの欠伸といった対面操作技と組み合わせて有利対面で火力を押し付け、相手のポケモンを一匹持っていきます。シーズン中、こちらの並びを見て先発してきやすいカバルドンを炎テラスタル眼鏡オーバーヒートで何体も消し飛ばしました。カバルドンの育て方によってはテラスタルを切る必要もないので、状況を見てテラスを切るかどうか都度判断しました。

 毒菱を回収できる点、妖タイプ技を1/4にできる点からブラッキーと相性がよく、二匹を組ませることで対こだわりハバタクカミの対処は非常に安定していました。

 調整は最速CSで使用しましたが、最速のメリットをあまり感じなかったので、抜きたいところまでSを落として臆病ハバタクカミのサイコショック耐えまでBに振ってもいいかもしれません。

 

ガブリアス

ガブリアス(地)@拘りスカーフ

特性:鮫肌

性格:意地っ張り(C A

183 - 192(196) - 127(92) - x - 105 - 150(220)

A:あまり

B:特化セグレイブの氷の礫最高乱数以外耐え

S:最速スカーフサーフゴー抜き

地震 逆鱗

アイアンヘッド ストーンエッジ

 

 高速物理アタッカー兼地面枠。AとSを少し落として、特化セグレイブの礫最高乱数以外耐えまでBに振っています。

 基本的にジバコイルブラッキーワタッコで疲弊させた相手のサイクルを上からスイープしてもらいます。そのため、テラスタイプは一致技の火力を底上げする地面タイプにしています。動きが窮屈だと感じたらテラスタイプを鋼にして耐性を変え、無理やり突っ込むのも良いと思います。アイアンヘッドがタイプ一致になる点もGood。

 技構成は、タイプ一致高火力の地震と逆鱗に加えて、上から怯みを押し付けられてフェアリーへの打点となるアイアンヘッドストーンエッジは撃ってないので諸説枠です。多分ステルスロックを入れておくと便利です。

 

ジバコイル

ジバコイル(妖)@突撃チョッキ

特性:アナライズ

性格:生意気(S D

177(252) - x - 135 - 151(4) - 156(252) - 72()

ラスターカノン 10万ボルト

ボルトチェンジ テラバースト

 

 特殊受け兼アタッカー。特性アナライズによって、C無振りとは思えない火力が出ます。ブラッキーが隙を見せるハバタクカミ、テツノツツミ、サーフゴーなどに対して後投げします。回復技がないため慎重に扱う必要がありますが、隙を見てブラッキーの願い事で回復させることが出来れば何度でも役割を遂行できます。

 ジバコイルに後投げしてくるガブリアスやイダイナキバに対して、これ以上のサイクルが不可能な際、無理やり突破するためにテラスタイプはフェアリーにしています。構築単位でカバルドンが重いので、草や水でも良いかもしれません。

 

カイリュー

カイリュー(鋼)@隠密マント

特性:マルチスケイル

性格:意地っ張り(C A

195(228) - 170(4) - 116(4) - 108 - 152(252) - 103(20)

H:16n-1

AB:余り

D:極振り

S:準速ドドゲザン抜き

炎の渦 地震

アンコール 羽休め

 

 キョジオーン・受けポケ対策。キョジオーンだけ対策する型では選出されなかった時に機能しないので、汎用性を落とさないよう気を付けました。ジバコイルを出したくない時に代わりに選出できるようにHDベースで育成し、相手のドクガに対する安定した引き先としました。ドクガ以外にツツミとカミにも抗えるようにテラスタイプは鋼にしています。

 終盤増えたと感じた珠剣舞ドドゲザンの、剣舞タイミングで後投げできた際に完封できるようにSを調整していますが、対面でドドゲザンに強いわけではないのでドドゲザンは後述するワタッコに一任することが多かったです。

 

ワタッコ

ワタッコ(毒)@ゴツゴツメット

特性:すり抜け

性格:臆病(A S

181(244) - x - 122(252) - 115 - 145(12)

H:奇数

B:極振り

S:準速90族(コノヨザル)+3

宿木の種 力を吸い取る

アンコール ギガドレイン

 

 対処の面倒な相手をまとめて相手してくれる器用な子。本構築の縁の下の力持ち。アラブルタケやキノガッサ、ヘイラッシャ、クエスパトラ、キョジオーン等を見た際に積極的に選出していました。草・飛行タイプのため胞子が効かず、地割れを透かせます。加えて特性すり抜けのため、身代わり持ちに対しても変化技を臆さず撃っていける点も評価しています。先述した珠剣舞ドドゲザンの悪テラスドゲザンをワタッコが耐えてくれるので、特性が負けん気でなければ後出しから対処してくれます。他のアンコール持ちとの差別化点として、マイナーポケモンであるが故にアンコールを警戒されない点にあると思っています。実際に、私と相手の間でワタッコに関する有利不利関係の認識にズレがあったことで拾えた試合もいくつかありました。

 テラスタイプは受けとして優秀な毒タイプを採用しました。後ろのブラッキーたちに毒菱を踏ませたくない時などに回収するためにテラスタルを切っていました。

 ヘイラッシャへの遂行速度を上げるため、攻撃技にギガドレインを採用していますがとんぼ返りでも強いと思います。もしくは交換先へ負荷をかけるための眠り粉、後ろの負担を減らす壁などできることは多いです。

 

 

 

基本選出

 基本的には、

  ブラッキー + ジバコイル +(ガブorドクガ)

受け2攻め1の選出をしていました。相手の並びを見て、上記の選出が窮屈だなと感じたときは、カイリューワタッコを混ぜて選出しました。

 ドクガなどのジバコイルでの受けが効かない特殊アタッカーを見たときは、代わりにカイリューを投げたり、コノヨザルやアラブルタケなど一匹だけでこちら3匹を破壊しかねないポケモンを見たときはワタッコを投げたりしていました。

 

 

終わりに

 今シーズンは、友人たちが新しく対戦を始めてくれたり、公式大会で結果を残していたりと周囲から刺激を受けることが多く、最終日までモチベを高く維持することが出来ました。最終日も対戦を見守ってもらったりと多方面でサポートしてもらいました。本当にありがとうございます。今いる環境が私を強くしてくれました。

 来シーズン以降は、最終レート2000を目指して頑張っていこうと思っています。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。お疲れ様でした。